映画『でっちあげ』感想

スリラー

DVDをレンタルしにGEOさんに行き、真っ先にホラー3本手に取り邦画は何あるかなと見に行ったら目にはいったのがこれだった。どんな話かあらすじ見ず”殺人教師”という文字が目に入りそれだけでレンタルしてしまった!直感で絶対おもしろい!

🎬あらすじ

2003年、日本で初めて 教師による児童へのいじめが認定された体罰事件 を題材にした実話ベースの物語。

主人公の 薮下誠一 は福岡の小学校で教鞭を執る優秀な教師だったが、ある日 児童・氷室拓翔への体罰 を保護者の 氷室律子 に告発される。告発内容は「聞くに堪えないほどひどい体罰・虐待」というもので、週刊誌記者・ 鳴海三千彦実名報道 に踏み切ったことで世間は大騒ぎに。

マスコミや世間の非難を浴び、薮下の生活は急速に崩壊。誹謗中傷、停職、家族や周囲の裏切りが続き、絶望のどん底に追い込まれていく。世間では律子の味方が多数を占め、なんと 550人もの大弁護団が結成され民事訴訟に発展。誰もが律子側の勝利を疑わなかった。

しかし法廷で薮下は全てを 「事実無根のでっちあげ」 と完全否認。果たして彼は本当に「殺人教師」だったのか、それとも世間の “常識” は真実を見誤っていたのか――真実と噂・報道が錯綜する中で物語は進んでいく。

🎬基本データ

  • 公開日:2025年6月9日
  • 監督:三池崇史
  • 原作:『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』福田ますみ
  • キャスト:綾野剛-薮下誠一、柴咲コウー氷室律子、亀梨和也‐鳴海三千彦 他
  • ジャンル:スリラー
  • 時間:129分

🎬みどころ

① 「真実」は誰が決めたのか?という重いテーマ

本作最大の見どころは、事実よりも“信じられた物語”が真実として広まっていく怖さです。
一方的な告発、感情的な報道、世論の暴走――その中で、真実はどこに埋もれてしまうのかを鋭く描いています

② マスコミと世論の暴力性

週刊誌報道をきっかけに、主人公は「殺人教師」と断罪され、
確認不足の情報が人の人生を簡単に壊してしまう現実がリアルに表現されます。
SNS時代の今だからこそ、強く突き刺さる内容です。

③ 主人公の“普通の人”としての描写

主人公・薮下誠一は、特別な悪人でも英雄でもありません。
どこにでもいる一人の教師が、理不尽な状況に追い込まれていく過程が丁寧に描かれ、
観る側は「もし自分だったら…」と考えずにはいられません。

④ 法廷シーンの緊張感

物語後半の裁判パートは大きな見どころ。
証言の食い違い、感情と事実の衝突、
正義とは何か、裁かれるべきは誰なのかが観客に突きつけられます。

⑤ 実話ベースだからこその後味の重さ

本作は実際に起きた事件をもとにしており、
「これは映画の中の話ではない」という事実が、
観終わった後も重く心に残ります。

🎬感想

物語がはじまり序盤で綾野剛さん演じる教師が生徒に体罰やら言葉の暴力だったりのシーンがあり子供にそんな事するのかーーってびっくり!あの綾野剛さんの悪い顔!すごい悪そうな教師だった。DVDのパッケージで見た”殺人教師”の話って生徒に体罰したりとそんな内容の話なのかと思いきや…違った!全然違った!もう、そこからが釘付け!ずっと最後まで真剣に観た!

主人公がどんどん追い込まれて行き、学校側からも守られず世間からも冷たい目でみられ最後がどうなっていくのかずっと目が離せませんでした。ネタバレになるのであまり言えないけど、一人の弁護士に出会えた事がキーポイントかなと。いろいろ考えさせられる映画でした。

🎬まとめ/総評

☆4.5

事実よりも先に「世間の判断」が人を裁いてしまう怖さを描いた社会派映画です。

マスコミ報道、感情的な世論、思い込み――
それらが連鎖することで、普通の教師の人生が一気に崩れていく様子は、決して他人事ではありません。
実話をもとにしているからこそ、物語は派手さよりもリアルさを重視し、
観る者に「真実とは何か」「正義とは誰のものか」を静かに問いかけます。

観終わったあとに残るのは爽快感ではなく、
考え続けたくなる重い余韻
今の時代だからこそ観る意味のある一本です。

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