たまたまYouTubeのマツヲの『horror film』を観ており、おすすめしてた作品でした!、めっちゃ面白そうだったので見放題にくる前にレンタル!

いつもマツヲの『horror film』をみて面白そうな作品探したりしてます☺
🎬あらすじ
50歳の誕生日を迎えた元人気女優 エリザベス・スパークル(デミ・ムーア)。
かつてはテレビのフィットネス番組で絶大な人気を誇っていた彼女も、年齢による容姿の衰えから仕事が減り、心身ともに追い詰められていた。そんなある日、交通事故で出会った男から “サブスタンス” と呼ばれる秘密の再生医療サービスの存在を知らされる。
この「サブスタンス」は、若さ・美貌・完璧さを取り戻せる という謎の治療法だった。興味本位と焦りからその薬を注射したエリザベスの背中から、なんと 若い別の自分=スー(マーガレット・クアリー)が誕生する。
スーはエリザベスの経験と若さを併せ持ち、あっという間に人気スターへと駆け上がるが、二人には ある“ルール” があった――
それは 1週間ごとに意識を入れ替えなければならない という絶対条件。そうしなければ、二人の身体と精神は崩壊していってしまう。
スーが次第にルールを破り、自分の成功を追い求めるようになると、エリザベスは老いた自分と向き合いながら深刻な衝突へと巻き込まれていく――。
🎬基本データ
- 公開日:2025年5月16日
- 監督:コラリー・ファルジャ
- ジャンル:ホラー
- 時間:142分
🎬キャスト
- デミ・ムーア…エリザベス
- マーガレット・クアリー…スー 他
🎬みどころ
① 若さと美への執着を極限まで描いたテーマ性
本作最大のみどころは、「若さ=価値」とされる社会への痛烈な批評。
主人公エリザベスは、才能や実績ではなく「年齢」だけを理由に切り捨てられます。
若い自分・スーの成功は希望であると同時に、自分自身を否定する存在でもあり、観る側に強烈な問いを突きつけます。
美しくなれば幸せになれるのか?
若さを失った自分には価値がないのか?
というテーマが、物語全体を貫いています
② デミ・ムーアの体当たり演技
エリザベスを演じる デミ・ムーア の演技は、本作の評価を決定づける要素。
老いへの恐怖、嫉妬、自己嫌悪、怒り――
感情が崩れていく過程を、台詞以上に身体と表情で見せる演技が圧倒的です。
ハリウッドにおける女性スター自身のキャリアとも重なり、
この役を彼女が演じていること自体が、映画の説得力を高めています。
③ スーという「理想の自分」がもたらす恐怖
若く完璧な存在として現れる スー は、単なる分身ではありません。
彼女は、
- 社会が求める理想像
- 主人公が「なりたかった自分」
- 同時に「消したい過去の自分」
という複数の意味を持つ存在です。
スーが成功すればするほど、エリザベスは壊れていく。
他人ではなく“自分自身”と競わされる恐怖が、本作ならではの心理ホラーとして強く印象に残ります。
④ 容赦のないボディホラー表現
『サブスタンス』は、かなり攻めたボディホラー作品でもあります。
- 肉体が変形していく描写
- 老化が急激に進む身体
- 美と醜さが反転する瞬間
これらは単なるショック演出ではなく、
「美に執着するほど身体は壊れる」 というテーマを視覚的に表現しています。
グロテスクな描写が苦手な人には注意が必要ですが、
不快感そのものが作品のメッセージになっている点は見逃せません。
⑤ 美しくも冷酷な映像と演出
カラフルで洗練された映像美と、残酷な展開のギャップも印象的。
- テレビ業界の人工的な光
- 完璧に整えられた若い肉体
- そこから一転する崩壊の描写
「美しいものほど怖い」 という感覚を、映像で体験させる演出が際立っています。
⑥ 後味の悪さが残るラスト
本作は、救いのある物語ではありません。
しかしその徹底した破滅こそが、
- 若さを消費する社会
- 年齢で価値を測る世界
- 自分を愛せなくなる構造
を強烈に印象づけます。
観終わったあとに残るのは、
恐怖と嫌悪、そして妙な納得感。
それが『サブスタンス』という映画の最大の魅力です。
🎬感想
人は追い詰められた時、甘い誘いがあったら揺らいでしまうよね。エリザベスはしてしまったけど。デミ・ムーアさんの身体はった演技すばらしかった!自分のありのままの姿で演技し、より老いと若さの違いが明確に観てて伝わった!自分の身体も重ねてしまったよ…老いっていやだね(笑)エリザベスとスーが入れ替わってる時の生活の違いも面白い。のちにスーがどんどんエスカレートしていきエリザベスとのバランスがくずれていき、そのせいでどんどんエリザベスの老いがどんどん加速していく。一つ謎だったのは人格は全く別人なのか?ラストは衝撃なのでぜひ最後まで堪能してほしい。
🎬まとめ/総評
☆4
『サブスタンス』は、若さと美に執着する現代社会の残酷さを、ボディホラーと心理ドラマを通して描いた衝撃作です。
年齢を理由に価値を失っていく元人気女優が、「若い自分」を生み出すという設定は、単なるホラーにとどまらず、自己否定と社会構造への強烈な批評として機能しています。
若さを取り戻せば幸せになれるはずだった選択は、やがて自分自身を追い詰め、破滅へとつながっていく――。
美しさが武器であり、同時に呪いでもある世界で、主人公が迎える結末は救いがなく、その後味の悪さこそが本作のメッセージを強く印象づけます。
不快感やショックを伴う描写は多いものの、それらはすべて
「若さ=価値」という考え方が人をどこまで壊すのか
『サブスタンス』は、観終わったあとに簡単には忘れられない、
美と老い、自己価値について考えさせられる作品です。


