予告を観た時からずーーっと観たかった映画。予告だけで惹き込まれた!お盆は観に行けなったので、平日仕事休みの日に一人で観に行った。平日わりにお客様も多く、ご年配の人が多いイメージでした。長編の時の毎回大変なトイレ問題。約3時間もあるので飲み物も相棒のポップコーンも買わず、トイレはしっかり直前に行きずっと足組んだ状態でいざ勝負!
基本データ
- 公開日:2025年6月6日
- 監督:李相日
- キャスト:吉沢亮、横浜流星、渡部謙、高畑充希 ほか
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- 時間:175分
あらすじ
幼いころに父を失い、孤独に生きてきた少年・喜久雄(きくお)。
その運命が大きく変わるのは、上方歌舞伎の名家・花井家の当主であり名優の花井半二郎との出会いだった。
喜久雄は半二郎に見出され、歌舞伎の世界へと足を踏み入れる。
やがて彼は、半二郎の息子であり天才役者として期待される俊介と出会う。
生まれも育ちもまったく違う二人は、互いを認め合いながらも強く意識し合う存在となっていく。
舞台に立つたびに喝采を浴びる俊介。
一方で、泥にまみれながらも芸を極めようとする喜久雄。
二人の友情、対立、そしてそれぞれの葛藤が、時代の流れとともに交錯していく。
歌舞伎という伝統芸能を通して描かれるのは、
血筋や才能を超えた「芸に生きる者」の宿命、
そして人としての誇りと愛の物語。
やがて喜久雄は、幾多の試練を乗り越え、
“国の宝”――すなわち「人間国宝」と呼ばれる存在へと成長していく。
感想
まず圧倒されるのは、映像と演出の美しさ。
照明、所作、音――どの瞬間もまるで舞台を観ているような臨場感があり、芸を観ている時は本当の舞台で観ているような感覚になりました。
まさに映画に全集中!
この映画を作るのに6年もかかってるとの事で、演技も世界観も完璧でした。吉沢亮さん、横浜流星さんの演技も凄く歌舞伎役者さんと見劣りしないくらい魅入ってしまいました。男性の方が美しく舞う、女性でもあんなしなやかに動けません。歌舞伎には一切興味がなかったのですが、実際に観に行きたいなと生で観たらもっとすごいだろうなと感じました。
この物語が描いているのは「芸」だけではなく、「生きる覚悟」そのもの。
どんな世界でも、自分を信じて生き抜くことの苦しさと尊さが静かに伝わってきます。
単なる成功物語ではなく、孤独を背負いながらも芸に命を懸けた男の人生がありました。
ラストは目が離せないくらいに魅入ってしまいました。主題歌もマッチしていて余韻に浸りながら映画館をでました。
今回はおふざけ一切なし!
まとめ
この作品は絶対観た方がいい!素晴らしい作品でした。生きているうちに出会えてよかったです。
余韻に浸りながら車に乗ったら、バリバリデス声ロックが流れて一気に余韻がどこかへ行ってしまいました…曲って大事と思い家に帰りました。
なので観た後は少しの時間椅子に座って余韻に浸る時間作るか、車の音楽を無音か国宝の主題歌がおすすめです。



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